Miracosta Zimone、通称 Mizi(ミズィ)です。
今回は「猿でもわかるガジェットシリーズ」USBの充電規格についてです。
最近、PCでもUSB経由で給電できるようになりました。
また、スマホでは1時間もせずに満充電ができるような
「急速充電」がちょっとしたブームです。
でも、どちらも共通規格であるはずのUSBなのに、
給電に関しては、対応したり、しなかったり。
早かったり、遅かったり。。。
原因もACアダプタ側だったり、デバイス側だったりなど、
わかりづらくなってしまいましたね。
例えば、iPHONEに付属してた小さいACアダプタありますよね。
あれでパソコンの給電ができるか?といえば、全然できません。
なんとなく大きさ的にできなさそうですけどね。
でも、大きさで決まるわけじゃないんです。
給電・充電に関しましては、同じUSBでもいくつか種類があるんですよね。
詳しくない方でもわかるように簡単にまとめてみようと思います。
デバイスの種類毎に必要なW(ワット)数

日本ではiPHONEが普及していますが、iPHONE8から18Wの急速充電に対応していることはご存知ですか?意外と知らない人が多いと思います。さらに付属してきたACアダプタは12W。
全然、遅いんです。だから詳しい方は付属のアダプタを使わずに18W以上のアダプタを別途購入してたりします。
iPHONE7以前 (12W給電)
付属する小さいACアダプタで充分だった古き良きiPHONEの時代です(笑)
迷わず私もiPHONE使ってました。
iPHONE8以降(18W)
iPHONE11まで付属していたACアダプタだと実力発揮できません。
このころからiPHONEから離脱してAndoridの門を叩きました。
iPad第8世代 (30W)
ACアダプタも20Wに対応。iPHONEよりかはマシな対応。
「タブレットはiPAD一択」という意見にも禿同です。
iPad Pro (45W)
ACアダプタ 18Wが付属。全然足りません。だから充電がめちゃ遅い。
もう、付属のものは即捨てるレベルですね(笑)
Androidのスマホ(~60W)
iPHONEユーザーは全く知らないでしょうが、
充電のスピード競争が激化しております。
ワイヤレス充電100Wなんてのも出てきそうな勢いです。
中国メーカー勢がとてもパワフルなので、
初期のPCのように進化が早いのでワクワクできて私は好きです。
chromebook(45W)
chromebookってご存知ですか?Googleが作ったパソコンです。
モニターはタッチパネルでキーボードも付いてくる。
それに必要なワット数が45W。
もちろんWindowsパソコンのハイスペックのものよりは
圧倒的に機能は劣りますが、
ネットやSNS、動画視聴、ブログの更新なんかはできちゃいますね。
ハードなゲームは無理ですが、ツムツムくらいなら充分できます(笑)
そしてAndroidの優秀なアプリが使えます。
無料で高機能なものも多いですよね。
Windowsは何でも有料。金がかかってしゃーない。
MACもそうですね。
動画編集や画像編集などの目的ではない人は検討の余地ありです。
というわけでそこそこオススメなChromeBookせっかくなんで、
amazon限定モデルを見つけたのでご紹介しておきます。
いつかchromebookはレビューできたらと思いますのでお楽しみに。。。
Windows ノートPC(60W以上)
要するに普通のノートPCですが、最近ではメーカー独自仕様のACアダプタではなく、
USB給電が可能になってきました。一部のグラフィックをぐりぐり動かすような
PC(=高電力を必要とするグラフィックチップ搭載)では、独自仕様のACアダプタが
まだ残っていますので、買うときはよく考えて決めて、確認してから買うように。
amazon見てたら、有機ELでUSB給電65Wなるものを見つけたのでご紹介しておきます。
ASUS(エイスース)というメーカー。
業界から離れている人はあまりご存知無いかも知れません。
OEM・ODMベンダーといって、パソコンの中身を作って組み立てるような企業です、
なので、自作PCのパーツを販売していたり、
国産メーカーのパソコンの中身を作っていたりします。
さすがパーツのOEMベンダーでもあるだけに、
このUSB給電の仕様を明確に記載してきます。
国産メーカーはマーケティング・営業、品質保証、サポートが中心なので、
購入前にこだわりたいところ。肝心なスペックの表記を端折ったりします。
だからあまりUSB給電を仕様として触れていないことが多く、
そこが消費者にとってわかりにくく感じる理由かも知れません。
買ってから「お!対応してるじゃん」って気づくみたいな(笑)
USB給電の規格を考えてACアダプタを買いましょう!

普通のUSB給電:7.5w
規格名をあえて端折りました。
もともと、初期のUSBではバスパワーと呼ばれ、7.5Wまで給電できました。
まぁ、こんなもんですね。マウスとキーボード動かすくらいですね。
だから、PCにつないでもなかなかiPhoneが充電されなかったんですね。
だからバスパワーに頼ると電力不足に陥るUSB Hubとかがあるのはそういうわけです。
QUICK Charge:18Wまで
ちょうどiPHONE8以降はこのくらいのワット数に対応しています。
これ以上を買ったとしてもiPHONEの充電が早くなるわけではありません。
でも、ACアダプタは大は小を兼ねますので、
将来を考えるとこれではなくて、後述のPowerdelivery対応を買っとけばより永く使えます。
PowerDelivery(略してPD):100Wまで
はい。現在、買うとしたらPD一択です。ちょっとサイズが大きくなりますから
持ち運びには向きませんが、仕様上100Wまでとなっています。
しかし、実際の製品ではそこまで出てきていません。中国ではもう出ているみたいですが・・・
これさえ買っておけばOKのPD(PowerDelivery対応)アダプタ

さて、上でほとんど説明してしまいましたが、USB給電用のACアダプタを買うなら、
大容量に越したことはありません。
PowerDelibery(PD)規格で、65W以上のものですね。
このACアダプタはスマホやPCよりも長く使うことになります。3年以上ですね。
だからこそ電源周りは安さで選ばず、信頼できるメーカーの製品を選ぶようにしましょう。
Anker
この平べったい筐体が使いやすそうでオススメです。65W 4ポート。
Ankerには他にもいろんなPowerDelivery対応製品があります。
中国メーカーですが、非常に品質・コスパに厳しいセブンイレブン経由で販売を行うなど、
日本国内でも品質レベルや信頼度、コスパも高い評価を受けておりますので、
安心できるメーカーかと思います。
エレコム
私も使っている定番のパソコン周辺機器メーカーですね。
エレコムは60Wのモデルです。
65Wあったほうが、ノートPCなど考えると嬉しいですけど。
ま、ちょっと遅くなるくらいなんで気にすることは無いですね。
他
・・・・他のメーカーの商品もご紹介しようと思ったのですが、
amazonでは有象無象のメーカーがあります。中国系メーカーですね。
業界にいる私でも聞いたこと無いメーカーばかりで、
正直、品質や信頼性は私にはわからないというのが本音なので選定しません。
先進的な仕様の100Wとかで聞いたことないメーカーのものを選ぶのは
本当に注意してくださいね。繰り返しますが、電源周りはコスパではなくて
信頼性を最優先にして選ぶようにしてください。
それではこの記事が皆様のガジェットライフをより良きものになれば幸いです。
ではまた。
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